第2回脚本研究会・報告(19/12/15)

先日の12月15日(日)に第2回脚本研究会を行いました。

参加者全員で神保町シアターにて成瀬巳喜男監督の『流れる』を鑑賞後、
神田の会議室で行いました。
(良い会議室でしたががやはり移動に手間取りますね・・・)

告知が2週間前とギリギリで、研究対象が古い日本映画ということ、
師走も重なって参加者は3名(内1名はゲスト)でしたが、
前回同様にプロジェクターで永田先生にポイントを解説して頂きました。

成瀬巳喜男監督は日本映画界の四大巨匠のひとりで、
『流れる』はその最高傑作の呼び声も高い作品でしたので、
99席の劇場は満席だったと思います。
(私も25分前に並んで70番台でした)

戦後、隅田川の西岸柳橋の衰退する芸者置屋の芸者たち。
その人間模様を描いた『流れる』は群像劇とも言える構成で、
参加したライターのみなさんは何かしらためになったのではないでしょうか。

白黒で音声も不確かなフィルムを見るのに慣れていない人には退屈かと心配しましたが、
みなさんしっかり意見を交わしていましたので一安心でした。
劇場で鑑賞した直後にライターの皆さんと作品について語り合うという経験は
自分自身はじめてでしたので、かなり新鮮な体験でしたね。

また今回ゲストにてゲーム会社のプランナーの方にもご参加いただき、
ゲーム業界の現状やシナリオの需要などについてお話いただきました。
機会がありましたらまた今回のようなゲストを招待したいと思います。

次回は来年2月頃に開催したいと思います。
劇場で一緒に鑑賞する体験は貴重ですが、
参加者が限られたり作品選びに難儀するというところもあります。
良い映画が上映していればやはりそうしたいですが、
会議室でプロジェクター鑑賞にしても良いかもしれません。